答2 「不思議だ…」と呟かれた

▲7七角

次に△6六歩と指されると▲同銀△5八角成▲同金△7八飛成で終わってしまう。
ここでぼんやり▲7七角と指した。
相手はリコーの強豪S氏だ。なぜこの手が印象に残っているかと言うとこの手を指した時、S氏が呟いた「不思議だ…」という科白が妙に頭に残っているからだ。頭の中がクエスチョンマークで一杯になった。「どの辺りだ不思議なんだろう??」
▲7七角以下の指し手は、
△6六歩▲同 角△6五飛▲7七桂△6三飛▲5四歩△4四銀▲4五歩△3三銀引▲7六歩△7三桂▲7五角△6六歩▲同 角△6五桂▲同 桂△同 飛▲5五飛
途中の▲7六歩も地味ながら好手と思う。これで彼我の角の働きの差が開いた感じだ。▲5五飛と飛車をぶつけて先手好調。ここでは優勢と思うが、結果は実力通りしっかり負かされた。
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