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▲6二歩
NIFTY第17期順位戦A級、対妹尾英男さん戦からの出題。両者振り飛車党の本局は相振りになった。
相振りは矢倉に組めば作戦勝ちと言われている。チャンスがあれば積極的に作戦勝ちを目指すのが相振りの醍醐味だと思う。本局もかなり強情な指し方だが、先手も許さじと動いて▲5五角。これに対し2二の飛車で△3二飛として桂取りを受けたがこれはスカタンな手だった。大悪手、敗着である。
▲6二歩がまるで次の一手の様な手筋の歩だった。説明の必要もないと思うが△同金直(同金引&同玉も)は8二の銀が、△同飛は3三の桂がタダ。指されるまで気付ず、▲6二歩を見て凍り付いたのを覚えている。
ここでは△2四角が唯一の受けだった。これでもダメかも知れないけど。
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