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▲3六歩
ここで私は▲3六歩と指した。△同歩は▲5三飛成がある(成立するかどうかは別として?)。そこで△7六歩と伸ばして来たが▲3七角が真の狙い。玉の媚びんなので後手にとっては嫌らしい手だったと思う。
この将棋は1989年のもの。次の一手の題材を探して現存している過去の実戦譜を物色していたら本譜を発見した。もちろん偶然の産物だが、玉形がミレニアムっぽい形が出現していたので流行りに便乗して取り上げてみた。
当時は対振り飛車戦は振り飛車の角道を避ける戦い方を模索していて、早くに8九の桂を跳ねて空いた8九に玉を囲う手法を試みていたらしい。この形を沢山指した記憶がないので自分の中では見切りを付けた手法のようだ。
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